VISIGOTH THE REVENANT KING

VISIGOTH(ヴィザゴース)
THE REVENANT KING / 2015年 / 82点

アメリカ出身のパワーメタルバンド、1枚目のアルバムです。

アメリカのバンドですが、良い意味でアメリカらしさは皆無。ゲルマン族の一派である西ゴート族という意味の「VISIGOTH」というバンド名から連想される、雄々しくエピカルなパワーメタルをやっています。スタイル的にはSABATONに近いですが、SABATONほど現代的なキャッチーさ・派手さは無く、もっと伝統的なヘヴィメタルに根差した感じです。

利用しているサブスクサービスのおすすめに出ていたので何気なく聴いてみたんですが、なかなかに良いですね。良い意味で「古さ」が感じられ、懐かしい気持ちになりました。
スピード感はそれほど無いし、コーラスでグワッと盛り上がる事も無く、曲によってはドゥームメタル的などんより感もあったりと、全体的に地味ではあるんですが、それが逆にスルメ盤的な「聴けば聴くほど味が出る」効果を出していると思います。

リーダーはジェイク・ロジャースというボーカルの方のようですが、ハイトーンなどは一切使わず、中低音で朗々と歌うスタイル。これもまた地味さに拍車をかけていますが、これはこれで悪くない。むしろ、このスタイルにはピッタリのボーカルだと思います。

欠点としては散々言っている通り、地味だと言う事。全編とは言わないまでも、部分部分でもうちょっと即効性のあるメロディや展開が欲しかったです。このままでは今の若い世代には絶対に受けないと思います。まあ、本人たちも分かってやってるんだと思いますが。

お気に入りは「Creature of Desire」。良い意味で一番エピカルしていない、伝統的なヘヴィメタルナンバー。久々にこういうタイプを聴きましたが、やっぱり格好良いです。

80年代のメタルを聴いてきたおっさんメタラーなら引っかかるバンドだと思います。次もちょっと期待しちゃいます。