
VISIGOTH(ヴィザゴース)
CONQUEROR'S OATH / 2018年 / 87点
アメリカ出身のパワーメタルバンド、2枚目のアルバムです。
良い意味でアメリカらしさのまったく無い、エピカルなメロディたっぷりの重厚なパワーメタルをやっています。
方向性は前作から一切変わっておらず、伝統的なヘヴィメタルに根差したパワフルなパワーメタルです。ただ、前作と比較して様々な点が改善されており、間違いなく進化していると思います。
第一に曲が短くなっている事。前作は6~7分台の、このジャンルとしてはかなり長めの曲が多かったんですが、本作は3~4分台とコンパクトにまとまっており、聴きやすくなっています。
第二にメロディに勇壮さとキャッチーさが増している事。前作に比べるとかなり耳に残るようになっており、ながら作業をしていても手が止まるくらいです。ここまで勇壮さが増すともはやパワーメタルというよりかはヴァイキング/フォークメタルと言っても問題無いと思えるくらいです。
総じて良い意味でコマーシャルになっており、若い世代にも受け入れられそうなレベルにまで至っていると思います。
欠点としては曲数が少ない事。全部で8曲しかなく、ランニングタイムも42分と少なめ。個人的にはもう1曲疾走曲と、後はバラードなんかを入れても良かったんじゃないかと思います。また、演奏がやや芋っぽいのも気になります(特にベースとドラム)。これはこれで味がありますが、個人的にはもう少し洗練されても良かったんじゃないかなと思いました。
お気に入りは「Hammerforged」。スピード感はありませんが、拳を突き上げたくなる漢らしさに溢れています。
素晴らしいレベルアップです。この調子でどんどんやっていってもらいたいです。

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