ERA

ELVENKING(エルヴェンキング)
ERA / 2012年 / 82点

イタリア出身のフォークメタルバンド、7枚目のアルバムです。

2001年にデビューしたこの手のバンドとはそこそこ古参に入るバンドです。私の肌感覚だと3枚目くらいまで日本でもそこそこ注目されていた気がするんですが、その後はイマイチパッとせず、知る人ぞ知るバンドになっていった感じがします。

音楽性はヴァイオリンなども駆使したフォークメタルです(デスボイスは無し)。ただ、妙にキンキンした感じのボーカルや、パワーメタル色も濃いサウンドが一般的なフォークメタルとは異なる独特な空気を醸し出しており、一般的なフォークメタルが「ドワーフの行進」だとしたら、「おっさんエルフのどんちゃん騒ぎ」的な、妙に高めなテンションに満ちています。方向性だけで言えばKORPIKLAANIに近いと言えるかも。
とにかく、これは言葉では非常に説明しにくいので、一度聞いてもらいたいです。

ただ言っておきますが、出来自体は決して悪くありません。ヴァイオリンのメロディなどはクサいし、歌メロもキャッチーで聴きやすい方だと思います。演奏レベルも十分許容レベル。
兎にも角にも、上記したキンキンなボーカルと、フォーク要素を食うほどのパワーメタル要素の多い曲調を楽しめるかどうかだと個人的には思います。でもまあ、メタル界には「何じゃこりゃ!?」みたいなボーカルも結構いますから、たぶん大丈夫じゃないかとは思うんですけどね。

お気に入りは「Poor Little Baroness」。フォーク要素とパワーメタル要素が絶妙なバランスで絡み合った良曲です。

どちらかと言えば色物バンドだと思いますが、実力はあると思います。今後も期待できそうです。