WIND ROSE WINTERSAGA

WIND ROSE(ウィンド ローズ)
WINTERSAGA / 2017年 / 80点

イタリア出身のヴァイキングメタルバンド、4枚目のアルバムです。

前作からフォークメタル/ヴァイキングメタルバンドになった彼らですが、本作もフォーク、いやヴァイキング路線を突き進んでいます(個人的には彼らに「フォークメタル」な要素は薄いと思います)。本作から聴けば、デビュー作がプログレッシブパワーメタルだったなんて誰も思わないでしょう。

男らしいボーカルとコーラス、「WINTERSAGA(冬の叙事詩)」のタイトルに相応しい雄大で勇壮なメロディと、ヴァイキングメタルに求められる全ての要素をシッカリと備えており、好きな人であれば1曲目から興奮してしまう事間違いナシだと思います。前作でまだ残っていたプログレッシブな部分も完全に消え去り、ストレートな曲調になっているのも大きなポイントだと思います。
それとデスボイスは一切使われていないので、デスボイスが苦手な人にも受けるかもしれません。

欠点としては決め手に欠ける事。世間的には「Diggy Diggy Hole」が有名なようですが、個人的にはそこまでズバッとは来なかったかな……。また、後半になるに従ってメタルらしいガリガリ感が減っていってしまうのもマイナス。勇壮なメロディはあるんですが、そこにメタルが無いとね?

お気に入りは「Drunken Dwarves」。「酔いどれドワーフ」というタイトルに相応しい陽気さを感じる1曲。ENSIFERUMっぽさがあります。

フォークメタルではなくヴァイキングメタルが好きな方はぜひ。