METAL GALAXY

BABYMETAL(ベビーメタル)
METAL GALAXY / 2019年 / 85点

日本出身のメタルダンスユニット、3枚目のアルバムです。

「ヘヴィメタルとアイドルの融合」という今まで誰もやってこなかったアイデアで、日本は元より世界中から注目されているユニットです。なお、本作発売前にスクリーム・ダンスを担当していたYUIMETALが脱退。SU-METALとMOAMETALの2名体制で発売されました。

本作はその脱退劇が影響しているのかは分かりませんが、前作の「あわだまフィーバー」や「META!メタ太郎」のようなコミカルな曲、「GJ!」「Sis.Anger」のような、MOAMETALらがメインを張る曲がありません。

なら、真っ当なパワーメタル曲が並んでいるのかと言うとそうでもなく、相変わらずバラエティは非常に豊かです。
B'zの松本孝弘氏がギターで参加しているダンスミュージックのような「DA DA DANCE」、中近東的なメロディが炸裂する「Shanti Shanti Shanti」、SABATONのヨアキム・ブローデンが日本語で参加しているフォークメタル的な「Oh! MAJINAI」、ARCH ENEMYのアリッサ・ホワイト=グラズがデスボイスを披露している「Distortion」、文字通りお祭りソングみたいなリズムの「PA PA YA!!」などは、特にユニークだと思いました。
なお、「Kagerou」「Starlight」「Shine」「Arkadia」など、シリアスなナンバーもあり、これらは素直に格好良いと思いました。

総合すると茶化すような遊び心は減退しているもののバラエティは豊かなままで、個人的にはこれまでで一番気に入りました。このカラフルな感じはいかにもBABYMETALだなと思いましたね。

気になる点としては生楽器以外の出番が多かった事。まあ、これだけバラエティ豊かなので、バンド楽器だけではまかなえないのは分かりますが、ドラムとかまでデジタルサウンドになってる曲もあり、気になりました。せっかくハイレベルなプレイヤーがいるんだから、出来る限り生楽器にこだわってほしかった。

お気に入りは「Oh! MAJINAI」。ヨアキムが日本語を披露しているのも面白過ぎですが、それよりもシッカリとフォークメタルしてるのが良いと思いました。「パパヤ~!」が癖になる「PA PA YA!!」も好きです。

やっぱり面白いですね。彼女らの存在が今後どうなっていくのか、まだまだ目が離せません。