
MELODIUS DEITE(メロディウス ダイテ)
EpisodeIII : THE ARCHANGELS AND THE OLYMPIANS / 2018年 / 75点
タイ出身のパワーメタルバンド、3枚目のアルバムです。ちなみに本作で日本盤デビューしています。
細い声が特徴的だったボーカリストが交代。新しいボーカル(ブラジル人らしい)は前任者よりも野太い声の持ち主で、この声により、楽曲もガッシリした印象になっています。
ボーカル変更に伴ってか、作風にも若干変化が見受けられます。
「Saint Raguel」や「Saint Gabriel」のように、これまで通りのクサクサ爆走曲ももちろんあるんですが、ミドルテンポ&プログレッシブな「Saint Raphael」、ミドルテンポ&ダークな「Saint Azrael」、女性ボーカルを起用した「The Lost Tales」など、工夫を凝らした曲がちょこちょこ挟まれており、疾走一辺倒ではなくなっています。
個人的にこれは◎。疾走曲って疲れますからね。こういう雰囲気の違う曲があるとメリハリがついて聴き易くなったと思います。
また、曲が短くなっているのも好印象。5分台が大半を占め、7分以上はラストの1曲のみ。元々長すぎると思っていたので、良い判断をしたと思います。
欠点としては、演奏が前作に比べてドタバタしている事。前はもっとスマートな感じだったんだけど、また芋臭い演奏になっています。特にドラムがドタバタしててちょっと聞き苦しい……。
また、前作の「Land of Fantasy」のようなキラーチューンが無かったのもマイナスかな。
また、前作の「Land of Fantasy」のようなキラーチューンが無かったのもマイナスかな。
お気に入りは「The Lost Tales」。終始紡がれるピアノの音色が素敵な1曲。
色々と創意工夫をしてメロスピ一辺倒からの脱却しようとしているのが分かる作品です。次でどう化けるのか、気になる所です。

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