
GALUNDO TENVULANCE(ガランド テンビュランス)
LUNAR ECLIPTURE / 2023年 / 83点
日本出身のメロディックデスメタルバンド、1枚目のアルバムです。
2020年に結成された、非常に若いメロデスバンドです。
その音楽性は壮大なオーケストラサウンドを取り入れたメロディックデスメタルです。ただ、いわゆる王道のメロデスとは違い、ブラストもガンガン使う起伏の激しいリズム、邪悪さを感じるメロディなど、どちらかと言うとブラックメタルに近く、似たバンドで言えばCRADLE OF FILTHやFLESHGOD APOCALYPSEあたりなのではないかと思います。
1枚目ながらその完成度は極めて高く、演奏レベル・サウンド共に既にA級。特に吠え方が格好良いボーカルと、あらゆるリズムを的確に叩き切るドラムは凄いと感じました。
サウンド的には私の大好物なベクトルではないものの、荘厳でありながら激しく、そして邪悪さを感じるメロディに圧倒されっぱなしでした。にも関わらず3~4分と曲がコンパクトに収まっているのも好印象。
欠点としてはキラーチューンが無かった事。どれも悪くないものの、「これだ!」という曲は無かったかな。また、シンフォニックさが強すぎるが故にギターリフが弱く、メロデス的なキャッチーメロディが少なかったのもマイナス。まあ、これはこの音楽性なら仕方ないとも思いますが、時折耳を引く素敵な旋律があったので、それを前面に押し出した曲があっても良かったのではないかと思いました。
お気に入りは「Reminiscence Of Vanity」。本作の中ではかなり大人しめの曲ですが、クサさを感じるギターの旋律にうっとりできます。
このスタイルの日本のバンドってほとんどいなかったんじゃないかと思います。これからどんな作品を作ってくれるのか、今から楽しみです。

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