THE HARLOT STAR

FROST GIANT(フロスト ジャイアント)
THE HARLOT STAR / 2018年 / 78点

アメリカ出身のメロディックデスメタルバンド、1枚目のアルバムです。

ディスクユニオンにも掲載されていない、超ドマイナーなバンドです。とあるレビューサイトを見て興味を持ったので聴いてみる事にしました。こんなバンドまでサブスクにあるとは良い時代になったね(笑)。

音楽性はエピカルな要素をたっぷりと含んだメロディックデスメタルです。朗々と歌われるノーマルボイスも随所に登場し、フォークメタル的な要素も含まれています。系列的にはENSIFERUMに近いと思います。

幻想的なジャケットに惹かれて聴きましたが、一言で言えば「非常に難しい作品」だと感じました。
ベースは↑に挙げた通りですが、実際はかなり複雑な作品で、デスボイスとノーマルボイスの使い分け、ブラスト、疾走、ミドルなどを織り交ぜたプログレッシブとも言える曲構成、全11曲中インストが5曲もあるというアルバム構成など、決して一筋縄ではいかない作品です。お世辞にもストレートでキャッチーとは言い難く、分かりやすさを求める人からすればかなりハードルは高いと思います。

一方で、壮大な雰囲気を醸し出すサウンドや、クサいとは言えないものの妙に癖になるメロディなど、たた難しいの一言で片づけてしまうには惜しい点も多く、聴けば聴くほど味が出てくる作品だと思います。この点をどう考えるかでかなり評価が変わるでしょう。私はそこそこ気に入りましたよ。

お気に入りは「Prisoner of the Past」。印象的なベースリフから始まる本作で最もノリの良い1曲。

シンプルには勧めにくいですが、聴いてみる価値はあると思います。YouTubeで全曲フルで聴ける(オフィシャルが公開してる)ので、興味を持った方はぜひどうぞ。