THE QUANTUM ENIGMA

EPICA(エピカ)
THE QUANTUM ENIGMA / 2014年 / 84点

オランダ出身のシンフォニックメタルバンド、6枚目のアルバムです。

ゴシックメタルバンドAFTER FOREVERのメンバーだったマーク・ヤンセン(Vo/Gt)が同バンドを脱退後に結成したシンフォニックメタルバンドです。バンド名は確かKAMELOTのアルバム名からとった、とどこかで読んだ気がします(違ってたらごめんなさい)。

音楽性は本物のオーケストラをふんだんに利用した荘厳華麗なシンフォニックメタルです。ただし、RHAPSODY OF FIREのようなファンタジーゲーム方向ではなく、クラシック方向のスタイルなのが特徴です。また、リーダーであるマークが元々ゴシックメタルバンドにいた影響もあるのか、可憐な女性ボーカルと男性のデスボイスが交錯するパートなども頻繁にあります。

女性ボーカル、シモーネ・シモンズによる可憐ながらも芯のあるボーカルが楽曲を神秘的なモノにしつつも、マークら楽器陣によってシッカリと「ヘヴィメタル」として出来上がっており、「RHAPSODY OF FIREはちょっとゲームっぽくて好きじゃない」と言う人がいたら、このバンドを強く推したいですね。

実は私はこのバンドは初期の数枚は聴いていたんですが、「ラプソみたいにゲームミュージックっぽくなくてつまらない」と感じていました。が、改めて聴いてみるとこれがなかなかに良い。年を重ねて「こういう方向性のシンフォニックメタルもあり」と思えるようになったのかもしれません。
RHAPSODY OF FIREのような子供でも分かるキャッチーさがあるわけではないですが、豪華絢爛な舞台劇を見ているかのような気持ちになれる作品だと思います。

お気に入りは「Omen - The Goulish Malady」。静かに始まり、サビでの盛り上がりに感動。これぞシンフォニックメタル!

RHAPSODY OF FIREとは別方向の、大人っぽいシンフォニックメタルが聴きたいという方におススメです。