
TEARS OF TRAGEDY(ティアーズ オブ トラジディ)
ELUSIVE MOMENT / 2011年 / 77点
日本出身のパワーメタルバンド、1枚目のアルバムです。
HARUKA(Vo)、TORU(Gt)、HAYATO(Key)の3人によるパワーメタルバンドです。以前からちょくちょく名前は聴いており、気になっていました。
その音楽性は、華麗なKeyを前面に押し出したメロディックスピードメタルです。あまりヘヴィさを感じない繊細なサウンド、ポップスからの影響を感じる哀愁漂う歌メロなど「いかにも日本生まれなパワーメタル」という感じで、系統的にはALDIOUSに近いと感じました。
最大のポイントは何と言ってもHARUKAのボーカルだと思います。ヘヴィメタルというジャンルには似つかわしくない「可憐」という言葉に似合うボーカルスタイルで、ゴシックメタルならまだしもストレートなパワーメタルでこの手の歌い手は珍しいと思います。
また、HAYATOによる流麗なキーボードも聴き所が多く、このボーカルとキーボードが合わさる事で「可憐なパワーメタル」というスタイルが出来上がっていると思います。
「ガリガリ言うのはちょっと苦手」という人なら気に入るんじゃないかと思いますね。
私は「メロディ至上主義」なので、むしろこのスタイルは好物。なので、楽しく聴かせてもらいました。
ただ、非常に残念な事にサビメロがイマイチなんですよね……。ABメロは凄く期待できるんですが、肝心のサビになると「えっ? ちょっと弱くない?」と感じる曲が多かったです。「Solitary Light」や「The Arclight Of The Sky」「Degeneration」などが特にそう感じました。この辺りは要改善だと思います。
お気に入りは「Silence Ocean」。イントロに続く2曲目。このバンドが目指しているモノが最も分かりやすく出ている曲です。
素材は凄く良いと思います。あとは上手に調理するだけ。次に期待です。

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