CYCLES OF PAIN

ANGRA(アングラ)
CYCLES OF PAIN / 2023年 / 75点

ブラジル出身のパワーメタルバンド、10枚目のアルバムです。

1993年にデビューしたブラジルを代表するパワーメタルバンドです。ボーカルがRHAPSODY OF FIREの元ボーカル、ファビオ・リオーネに変わってから3枚目の作品になります。

前作「OMNI」は決して駄作ではなかったものの、歌メロがパッとせず、キラーチューンも無かったので正直満足度は低めでした。本作は約5年ぶりの作品で、方向性は変わらずプログレッシブな要素のあるテクニカルなパワーメタルです。数曲程度ですがブラジルの民族曲らしさを感じられる曲もあります。

ファビオの伸びのあるボーカル、ラファエル・ビッテンコートら楽器陣の卓越した演奏技術など、サウンド・演奏面に関しては一切文句はありません。特に超絶技巧を惜しみなく披露するギターソロなどのレベルの高さは特筆すべきモノで、ここまでハイレベルなバンドは早々いないと思います。

しかし最も大事なのは「キャッチーなメロディがあるかどうか」です。
結論から言えば「アウト」です。前作以上に複雑で難しい展開が目白押しな上に、肝心の歌メロもイマイチで、私個人としては全然楽しめませんでした。もっとずっとシンプル&ストレートでいいんだけど、どうしてこうもゴチャゴチャさせちゃうのかな……。個人的には「Rebirth」の頃くらいが一番ちょうど良いんだけどな~。

お気に入りは「Ride Into The Storm」。イントロに続く2曲目。まあ、ここに良い曲が無かったらダメだよね(汗)。

完成度が高い事は認めます。プログレッシブな作品が好きな方なら気に入ると思いますが、そういうのがダメな私としては受け付けませんでした……。