
VISIONS OF ATLANTIS(ヴィジョンズ オブ アトランティス)
PIRATESⅡ - ARMADA / 2024年 / 86点
オーストリア出身のシンフォニックメタルバンド、9枚目のアルバムです。
メタル好きなら一度は聞いた事があるであろうレーベル「Napalm Records」のCEOトーマス・カザーがドラムを担当している事でも有名なシンフォニックメタルバンドです。個人的には最近脱メタル化してきてるNIGHTWISHの跡を継げるのは彼らだと思っています。
前作から一気に垢抜けた感がありましたが、本作も非常に洗練されたシンフォニックメタルを聴かせてくれます。クレモンティーヌ・ドローニー嬢の張りのある美声はもちろん、フックに富んだ楽曲、絶妙な場所でグワッと盛り上げてくれるオーケストレーションなど、シンフォニックメタルに求められる要素を完璧に満たしていると思います。
また、全体的にフォーキーなメロディが多く、これも実に私好みでした。
そのフォーキーなメロディが心地良い「Tonight I'm Alive」、MVも用意されている本作で最もキャッチーな「Armada」、厳かな空気を感じるバラード「Ashes to the Sea」、クレモンティーヌ嬢のハイトーンが印象的な「Hellfire」、NIGHTWISHの「I Want My Tears Back」っぽさがある「Magic of the Night」などが、特に良かったと思います。
欠点らしきモノは無いと思いますが、強いて言えば一撃必殺のキラーチューンが無かった事くらいでしょうか。バンド的には「Armada」だったのかもしれませんが、私的にはキラーとまでは言えないかなと思いました。
お気に入りは「Hellfire」。サビでのクレモンティーヌ嬢のソプラノボイスは、NIGHTWISHの初代ボーカリスト、ターヤ・トゥルネンを思い起こさせました。
安心・安定の一枚だと思います。女性ボーカルのシンフォニックメタルが好きな人は必聴です。

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