
LEAVES’ EYES(リーヴズ アイズ)
MYTHS OF FATE / 2024年 / 83点
ドイツ出身のゴシックメタルバンド、9枚目のアルバムです。
結成して既に20年以上のキャリアを持つ、ベテランゴシックメタルバンドです。ただ、その間に音楽性はかなり変容しており、本作は「ちょっとだけゴシックなシンフォニック&フォークメタル」と言った塩梅になっています。
本作は前作「THE LAST VIKING」と同じくシンフォニック&フォーキー路線強めのスタイルで、ハッキリ言ってしまえばもはやゴシックメタルらしい陰鬱とした暗さはまったくありません。時々デスボイスが出てくるくらいですかね。
なので、ゴシックメタル好きには受けないかもしれませんが、一方でシンフォニックメタル、フォークメタルとして聴けばなかなかの作品です。疾走感はありませんが、丁寧かつ重厚に描かれる自然とヴァイキングな世界観は一度ハマると抜けられない魅力があると思います。EPICAなんかが好きな人なら気に入ると思います。
本作で3枚目の参加になるエリナ・シーララ嬢の堂に入った美声もすっかりこのバンドに馴染んだ感じがします。
欠点としては即効性に欠ける点。一発聞いただけで「コイツは名曲だ!」と言いたくなるような曲はありませんでした。まあ、目を閉じてゆっくりと世界観に浸るスタイルの作品なので、仕方がないとは思いますが、1曲くらいは「ドキャッチー」なのがあっても良かったんじゃないかなと思いました。
お気に入りは「Realm Of Dark Waves」。MVもある本作で最もフォーキーでキャッチーな1曲。
良くも悪くも大きな変化は無く、安定した1枚だと思います。女性ボーカル、重厚な世界観、と言ったポイントが好きな方なら聴いて損は無いと思います。

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