
VOICE OF BACEPROT(ボイス オブ バチェプロット)
RETAS / 2024年 / 84点
インドネシア出身のロックバンド、1枚目のアルバムです。
アジアの中でも屈指のメタル大国らしいですが、日本ではほぼ知られていないインドネシアの少女3人によるロックバンドです。インドネシアのバンドをレビューするのは初めてです。
ヒジャブを被った、まだあどけなさの残る少女3人が奏でるのはSYSTEM OF A DOWNやRAGE AGAINST THE MACHINE、METALLICAらの影響を受けたヘヴィロックです。その見た目からは想像できないラップを用いたテンション高めの曲から、重心低めのヘヴィな曲まで、色々な曲が飛び出してきます。全体的にSYSTEM OF A DOWN的な曲が多い感触です。
ギター兼ボーカルのフィルダ・マルシャ・クルニアのボーカルはまだまだ素人っぽさが垣間見えますが、楽器陣の演奏は極めてハイレベル。タイトなベースとドラムに乗りながら縦横無尽に弾きまくられるギターは素直に格好良いと感じました。
こんな子たちがこんな音楽をやるなんて、時代も変わったね!
……そう、今はまだ↑みたいな事を言っちゃうんですよね。
ハッキリ言ってしまうと、今の時点ではまだ、インドネシアの女の子3人がヘヴィなロックをやるという「物珍しさ」が先行している状態です。そういう珍しさが無ければ84点という点数は付けなかったかもしれませんし、そもそも聴かなかったかもしれません。女性オンリーのメタルバンドの先陣として注目されたALDIOUSを初めて聴いた時と同じ感じです。「珍しいから聴いてみるか」という感じなんです。
なので、彼女たちの正確なレビューはまだまだこれからだと(自分で書いていて)思います。
ただ、言ったように今の時点で決してクオリティは低くはなく、いつか世界的なバンドになるかもしれないと思わせる力は秘めていると感じました。つまり、2作目、3作目も期待が持てるという事です。
お気に入りは「PMS」。ヘヴィなミドルナンバーですが、サビがキャッチーで気に入りました。
一発目のインパクトは十分。今後に注目です。

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