
STORMWARRIOR(ストーム ウォリアー)
NORSEMEN / 2019年 / 83点
ドイツ出身のパワーメタルバンド、6枚目のアルバムです。
ラーズ・ラムケの独特なボーカル、「疾走感がある」と言うよりも「忙しない」と言う表現の方がシックリ来るスピーディーな楽曲、キーボードを一切使わずに紡がれるエピカルな抒情性……と、GAMMA RAYあたりから影響を受けたパワーメタルは応用どころか基本に至るまで一切何も変わっていません。一応5年ぶりの作品のはずなんですが、「前作制作の翌日に作った」と言われても納得してしまいそうな出来栄えです。
言っておきますが、これらは全て「誉め言葉」です。今更このバンドに変化を求める人なんていやしません。私もそうです。ヘヴィメタル以外の何物でも無い暑苦しい楽曲の数々にはやっぱり胸が熱くなります。
ボーカルの癖があまりにも強すぎる為、お世辞にもメタラー以外の人にはお勧めできませんが、逆に言えばヘヴィメタルを愛する人ならば老若男女問わず聴いてほしいと思います。たぶん、このバンドを好きな男女なら良い家庭を築けるはずです(笑)。
欠点は曲数が少ない事。1曲1曲が非常に濃く、更に11分を超える大曲もありますが、曲数としては9曲、内1曲はイントロなので実質8曲しかありません。私個人としてはアルバムは10曲はあってほしいと思っているので、もうちょっと欲しかったです。
お気に入りは「Freeborn」。このバンドにしては疾走感は抑え目ですが、その分メロディが練られてて良かったです。
きっと解散するまでこのままなんだろうと思います。でも、それでいい、いや、だからこそ良いんです。

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