AMARANTHE7

AMARANTHE(アマランス)
THE CATALYST / 2024年 / 73点

スウェーデン出身のエレクトロニックパワーメタルバンド、7枚目のアルバムです。

DRAGONLANDで活躍していたオロフ・モルク(Gt)を中心に2008年に結成。DRAGONLANDとは似ても似つかない、デジタルサウンドをふんだんに用いたモダンなパワーメタルを展開し、今やDYNAZTYやMETALITEなどフォロワーが多数出ているほど人気となっています。
ただ、メロディのキャッチーさ・哀愁という点ではそのフォロワー達に完全に追い越されている感があり、何とか元祖としての面目を保ってもらいたいと思っているんですが、果たして本作はどうでしょう?

方向性はもちろん変わらず。エリーゼ・リードの張りのある女性Vo、ニルス・モーリンのパワフルな男性Vo、そして2023年に加入したミカエル・セーリンのデスVoという、トリプルスタイルで奏でられるEDM的なダンサンブルモダンパワーメタルです。
サウンドは超一級だし、各メンバーの力量も文句無し。ボーカルは3人とも非常に実力派で、特にエリーゼ氏の張りのある声はやっぱり華があるなと改めて思いました。

ただ、結論から言えば「やっぱりピンと来ない」という感じでした。
ダンサンブルではあるんですが、純粋なスピード感は大した事無いし、そして何より肝心のメロディがやっぱり中途半端なんですよね……。どうもアルバムを重ねる毎に「リズム」の方にばかり注力するようになって、肝心要のメロディをおざなりにしているんじゃなかろうか、という気がしてなりません。
「Re-Vision」や「Interference」などはリズムや音遣いは面白くて良いんですけどね。

お気に入りは「The Catalyst」。まあ、1曲目だしね(汗)。

ここ最近、彼らのアルバムに高評価を付けた記憶がありません。もう一度原点に立ち返ってもらいたいんですけどね……。