WOLFHEART4

WOLFHEART(ウルフハート)
CONSTELLATION OF THE BLACK LIGHT / 2018年 / 84点

フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド、4枚目のアルバムです。

BEFORE THE DAWNなどで活躍していたツォーマス・サッコネン(Gt)を中心に結成されたバンドです。ジャンルはメロデスですが、非常に重いデスボーカル、ブラストやトレモロリフなども使った楽曲など、かなりブラックメタル寄りな作風が特徴です。

本作はミドルで抒情的な10分越えの大曲「Everlasting Fall」からスタート。「方向転換したのかな?」と思いましたが、2曲目からはいつもの暴虐的なスタイルの曲が始まります。

全体的な音楽性は特に変わりなく、相変わらず即効性のあるスタイルではないですが、聴けば聴くほどこの「重さ」が癖になってきます。ヤンデレもコチラが応えられれば甘美な愛に変わるってヤツです(違うか)。全部で7曲しかないですが、1曲1曲が非常に濃いので、物足りなさは無いと思います。

個人的にはキーボードの幻想的な音色に心惹かれます。キーボードこそがこの作品のメロディの大部分を担っており、このキーボーディストはセンスあるな、と思ったんですがメンバーにキーボードはいないというね(汗)。という事はツォーマス・サッコネンらが考えてるって事なんでしょうが、やっぱりセンスありますね。

欠点らしき欠点は無いですが、個人的には1曲くらい気持ち良く疾走するような曲があっても良いんじゃないかなと思うんですけどね。彼らがそういうにを意識したらKALMAHみたいな曲作ってくれそうな気がするんですよね。

お気に入りは「The Saw」。本作中最も抒情的な1曲。これは本当に素晴らしい。

聴くのにちょっと身構える必要がありますが、受け止められれば至高の時間になるはずです。