SEX MACHINEGUNS13

SEX MACHINEGUNS(セックス マシンガンズ)
地獄の暴走列車 / 2023年 / 84点

日本出身のパワーメタルバンド、13枚目のアルバムです。

噴飯レベルのふざけた歌詞ながら、サウンド自体は実直なジャパメタバンドです。本作は前作「IRON SOUL」から実に5年ぶりのアルバムになります。

音楽性はもちろん変わる事は無く、おちゃらけた歌詞で小気味良く疾走するジャパニーズメタルです。
前作が意外と疾走曲が少なかった反動なのか、本作は疾走曲の割合が非常に高いのが特徴です。#1「震え」から#5「POWER & METAL」まで疾走曲5連発ですからね。
その後も「魚の気持ち」「ポ」「メタルタックスマン」と、ほぼ全ての曲が疾走してくれます。バラードはありません。アルバム名に恥じない内容ですな。

相変わらず歌詞のおふざけ具合も絶好調。
接種の重要さを教えてくれる「ワクチン」、サザエさんに出てくるアナゴさんの魅力を高らかに歌い上げる「唇な男」、魚の話してたのに急にマイケル・シェンカーの名前が出てきてビックリする「魚の気持ち」、色々な税金の事を教えてくれる「メタルタックスマン」など、どういう風に考えているのか、むしろ気になります(笑)。

総じてマシンガンズらしさ全開の作品と言えます。

気になった点は、サビの盛り上がりがイマイチな曲が多い事。個人的には北欧勢のパワーメタルみたいにサビはグワーッと広がってキャッチーに聴かせてほしいんですが、妙に小さくまとまっちゃってる感じの曲が多いなと感じました。まあ、古き正統派のパワーメタルってこういう感じですが……。

お気に入りは「廃屋」。本作のラストを飾るナンバー。これぞジャパメタと言えるキャッチーさが心地良い曲です。

変わらないですね。でも急にシリアスになれても困るので、このまま突き進んでいってもらいたいです。