NIGHTRAGE10

NIGHTRAGE(ナイトレイジ)
REMAINS OF A DEAD WORLD / 2024年 / 83点

ギリシャ出身のメロディックデスメタルバンド、10枚目のアルバムです。

古き良きメロディックデスメタルを今なお頑固に続けているバンドです。ノーマルボイスは最低限、モダン要素もキーボードも一切無しという時代に流れをガン無視したそのスタンス、大好きです。

音楽性はまったく変わらず、ヘヴィでアグレッシブ、ビターなメロディのメロデスです。迫力満点のデスボイス、ドスドスと気持ち良く響くドラムが非常に格好良いです。
また「メロディはビター」とは言ってもそれはARCH ENEMYやTHE HALO EFFECTなどと比べてであり、客観的に見れば本作も十分にメロディアスです。

このバンドの良さはアグレッシブさとメロディのバランスだと思います。お互いを殺す事無く、絶妙なバランスで両立させており、どちらを求める人でも満足できる塩梅になっているのです。
私は完全にメロディ派ですが、そんな自分でも素直に格好良いと思える作品だと思います。

サウンドも文句なく、古き良きメロデスが好きな人なら間違いなく刺さると思います。

気になった点としては「ノーマルボイスが弱い」事かな。出番は決して多くはないんですが、迫力あるデスボイスと打って変わって軟弱な感じで、私の好みではありませんでした。これならいっその事、ノーマルボイスは完全に無くても良かったんじゃないかと思います。

お気に入りは「Euphoria Within Chaos」。1曲目を飾る本作最速ナンバー。メロディも本作の中ではかなり甘めで即効性があります。

自分はやっぱりこういうスタイルが好きなんだな、と改めて思った1枚でした。