SERENITY5

SERENITY(セレニティ)
CODEX ATLANTICUS / 2016年 / 80点

オーストリア出身のプログレッシブメタルバンド、5枚目のアルバムです。

ドラマチックなメロディとイケボで、日本でも知名度の高いバンドです。一般的にはプログレッシブメタルと言われていますが、実際聴いてみるとプログレッシブな要素はちょっと変則的なドラムくらいで、普通にシンフォニックなパワーメタルと考えて問題無いと思います。

このバンドの特徴は2つあると思っています。一つがボーカルです。
ゲオルグ・ノイハウザーの声は非常に甘く良い意味で男臭さが無く、とても聴きやすいんです。顔も(頭も)俳優のジェイソン・ステイサム似のイケメンで、フロントマンとして申し分ないと思います。
ヘヴィメタルはボーカル以外の楽器も主役になれるジャンルですが、やっぱりボーカルが良いと全体的に良く聴こえるマジックというものはあると思います。

そしてもう一つがドラマチックなメロディです。
大仰なシンフォニックアレンジの中で紡がれるメロディは、中世のファンタジードラマを思わせるドラマ性に満ちており、間奏も含めてシッカリと最後まで聴きたくなります。歌メロもキャッチーでフックもあり、例え疾走感が無くても満足度は非常に高いです。

残念ながら本作は過去作に比べると若干メロディが弱めで、最高傑作とは言い難いですが、聴く価値はあると思います。注文をつけるなら、1~2曲くらいでいいから疾走曲を入れてほしい(汗)。

お気に入りは「Follow Me」。キャッチーな歌メロが頭から離れません。

プログレッシブメタル好きよりも、パワーメタル好きに聴いて欲しい一枚です。