H.E.A.T8

H.E.A.T(ヒート)
WELCOME TO THE FUTURE / 2025年 / 81点

スウェーデン出身のハードロックバンド、8枚目のアルバムです。

ボーカルのケニー・レクレモがTOBIAS SAMMET'S AVANTASIAに参加したり、キーボードのヨナ・ティーがNEW HORIZONを結成したりと、副業(?)も大忙しのバンドです。

音楽性はこれまでと変わらず、スケール感のあるロックソングでありながら、北欧バンドらしい抒情的なメロディもシッカリあるハードロックです。「80年代のハードロックを現代に蘇らせたよう」と言われる事がよくありますが、今作はアルバムジャケットからしてメッチャ80年代ですね。

さて、私は彼らのサウンドは大きく2種類に分かれていると思っています。1つはみんなで合唱したくなる「アリーナロック」タイプ。もう1つが哀愁のメロディが際立つ「メロハー」タイプです。本作で言えば「Disaster」や「Rock Bottom」はアリーナロック、「Bad Time For Love」や「In Disguise」などはメロハーです。
本作はどちらかと言えばメロハータイプの曲が多く、個人的にこの傾向は大歓迎。アリーナロックも好きですが、やっぱり胸キュンしちゃうメロディがある方が良いんですよね。溌剌としたケニーの歌唱や、ヨナのいかにも80年代風のキーボードなど、このバンドらしさもシッカリとあり、これまでの彼らが好きなら本作も外れる事は無いでしょう。

ただ、私としてはもうちょっとサビメロを頑張ってほしかったかなと思います。「Call My Name」や「In Disguise」「Children Of The Storm」など、決して悪くはないんですが、もう一歩って感じなんですよね。もうちょっとキャッチーさが欲しかったです。

お気に入りは「Bad Time For Love」。「Disaster」に続く2番目なので影が薄いですが、この哀愁がたまりません。

気が付けばもう8枚です。でも、これからも追いかけていきたいと思います。