
ARWEN(アルウェン)
MEMORIES OF A DREAM / 2002年 / 80点
スペイン出身のパワーメタルバンド、1枚目のアルバムです。
ボーカルとキーボードがそれぞれ2人ずついる合計8人編成の大所帯バンドです。バンド名はおそらく「指輪物語」に出てくるエルフの名前から取られていると思われます。00年代初頭に起こった「メロスピブーム」に乗り、ちょっとだけ話題になりました。
音楽性は「ANGELS CRY」の頃のANGRAにプログレッシブ要素を足したようなパワーメタルです。
最大のポイントはボーカルだと思います。ナチョ・ルイスの伸びやかで艶のあるボーカルは実に素晴らしく、磨けばS級にシンガーになると思います。もう一人のボーカル、マーメン・カスターノ嬢はそもそもほとんど出番が無いので評価は難しいですが(汗)。
他にも憂いを帯びたメロディもかなりのポイントで、所々「おおっ!」と私の琴線センサーが反応してしまうほどクサいメロディが飛び出します。
スピード感はありませんが、かなりのポテンシャルを感じました。
ただ、気になる点もかなりあります。
まず何と言ってもプログレッシブ要素です。パートパートは決して難しくはないものの、それがパズルのごとく複雑に切り貼りされている為、全然覚えられません。
また、一枚目という事もあってか、演奏技術もまだまだという感じで、特にドラムに関してはちょっと拙さが感じられました。まあ、テクニック不足と言うより録音技術の低さが問題なんだと思いますが。
お気に入りは「Alone」。儚さを感じるバラード。この曲でのナチョのボーカルは実に素晴らしいです。
非常に良いモノを持っているとは思いますが、3~4回は聴き返して、シッカリと咀嚼しないと良さが分からない、いわゆる「スルメ盤」だと思います。

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