
LEGIONS OF THE NIGHT(リージョンズ オブ ザ ナイト)
DARKNESS / 2024年 / 75点
ドイツ出身のパワーメタルバンド、3枚目のアルバムです。ズジスワフ・ベクシンスキーの絵みたいなアルバムジャケットが良いですね。
DAWN OF DESTINYのメンバー2人と、METALIUMのボーカルだったヘニング・バッセが共に立ち上げたトリオバンドです。
前作、前々作と同じく、DAWN OF DESTINYをプログレッシブ&更にドラマチックに仕上げたような、SAVATAGEに通じる所のある重厚なパワーメタル路線は変わっていません。
本作において私が最も評価したいのはヘニング・バッセのボーカルです。
初期は「ただ楽譜通りに歌っているだけ」という感じがして、少々平坦な歌い方でしたが、本作では様々な歌唱を使い分けるようになっており、「Hate」や「One Moment」「Tonight He Grins Again」での叫びにも似た歌い方は「こんな歌い方もできるんだ!」と正直驚きました。「Leave Me」の伸びやかな歌い方も堂に入ったモノになっていますし、40台後半になって更にレベルアップするなんて凄いと思います。
と、彼の進歩は素晴らしいんですが、一方の楽曲はやや鈍化してしまったかなという印象を受けました。前作にも増して曲の展開がパターン化され、メロディも似たり寄ったり。また、肝心のメロディも私の中のボーダーラインを超えた曲は少ししかありませんでした。いくらボーカルそのものがレベルアップしても歌うメロディが良くなければ高い評価は付けられません。
この辺りはゆっくり時間をかけて作ってほしいです。
お気に入りは「One Moment」。壮大なサビが好きです。
決して悪くはないんですが、そろそろマンネリ化が気になってきたかな。次作は一工夫欲しい所です。

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