KERION1

KERION(ケリオン)
HOLY CREATURES QUEST / 2007年 / 78点

フランス出身のシンフォニックメタルバンド、1枚目のアルバムです。
発売当時、パワーメタル好きの間でそこそこ話題になっていたようですが、私の元には全然情報が入ってこず完全スルーしていました。オタクを自称しているのに情けない……。

気を取り直して、そのサウンドは剣と魔法のファンタジーワールドが頭に浮かんでくる、極めてヒロイックなシンフォニックメタルです。類似バンドとしてはFAIRYLANDやTWILIGHT FORCEと言った所でしょう。

最大のポイントは女性ボーカル、フローラ・スピンネリ嬢です。あまりガッツのある声ではないですが、だからこそ良い意味でマッチョ感が無く、聴きやすかったです。
キーボードによるゴージャスなオーケストレーションも聴き応えがあるし、随所で聴かれるネオクラシカルメロディも非常にクサい。疾走感のある曲からフォーキーな曲まで揃っており、この手のサウンドが好きな人ならおおいに楽しめるんじゃないかと思います。

気になる点としては、間奏が長い事。どの曲も歌の無い部分が非常に多く、ちょっと物足りなさを感じました。
また、「The Last Quest, Pt. 2」や「Riders of Innocence」「Breath of Heaven」などは良かったんですが、「Queen of the Gorgons, Pt. 2」や「March of the Legion」「Minotaurus Furor」「Final Strike, Pt. 2」などはちょっと盛り上がりに欠けると感じ、アルバム全体を見ると、意外と満足度は低かったかな……。

お気に入りは「Breath of Heaven」。リリカルなバラードです。こういう寂しさを感じるバラード、好きだなぁ。

大満足という結果ではありませんでしたが、次に期待できそうなデビュー作でした。