ARWEN2

ARWEN(アルウェン)
ILLUSIONS / 2004年 / 80点

スペイン出身のパワーメタルバンド、2枚目のアルバムです。

男女ツインボーカルとダブルキーボードという大所帯バンドです。ちなみにギターも2人います(汗)。

音楽性は前作と変わらず、初期ANGRAにプログレッシブ要素を足したようなパワーメタルです。
前作において私が評価した「憂いを帯びたどこかアンニュイな感じのメロディ」は本作でも健在で、ほぼ疾走しない事もあってスカッとした気分にはなれませんが、だからこそ妙に胸に引っ掛かかるんですよね。この暗すぎず明るすぎない絶妙なメロディセンス、なかなか作れないと思います。

そんな「憂い」を更に際立たせてくれるのがマーメン・カスターノ嬢のボーカルです。前作に比べると出番も増え、要所要所で実に素晴らしい声を聴かせてくれます。
また、ダブルキーボードという珍しい編成も「Riding Alone」のイントロ部分など、随所で効果的に働いており、本当このバンドは素材を使うのが上手だなと感じました。
総じて、前作が好きな人なら本作も気に入ると思います。

気になる点としては、↑にもチョコチョコ書いてますが、疾走しないうえに曲展開が非常にプログレッシブな為、分かりにくい事。そういう曲があっても良いとは思いますが、一方でストレートな曲が2~3曲くらいあっても良かったんじゃないかと思います。

お気に入りは「Infinity」。最もパワフルな曲。イントロのドラムが格好良いんだ。

私が好きな路線のままだったので嬉しかったです。次もよろしくお願いします。