
KERION(ケリオン)
THE ORIGINS / 2010年 / 73点
フランス出身のシンフォニックメタルバンド、2枚目のアルバムです。ネットで調べた際、アルバムジャケットが2種類ある事が分かったんですが、あの違いは何なんでしょうね? よく分かりませんでした……。
さて前作同様、剣と魔法のドラゴンの世界が頭に浮かんできそうな、ファンタジックなシンフォニックメタルに変わりはありません。本物のオーケストラではなく、あくまでキーボードを使った「それっぽい」サウンドではあるんですが、それが逆に良い味を出しています。本物と見分けがつかない美麗CGのテレビゲームも悪くないけど、あえてレトロさを出したゲームも悪くない、みたいな感じです(笑)。
フローラ・スピンネリ嬢のシンフォニックメタルには珍しい可憐さを感じる歌唱も健在で、これによってマッチョ感が薄まり、気軽に聴けます。いかにも勇者然とした主人公も悪くないけど、魔法使いの女の子が主人公なのも面白い、みたいな感じです(笑)。
と、方向性は相変わらず大好物なんですが、本作の満足度で言えば決して高くはなかったです。
最大のポイントは全体的にシンプルな曲が少なかった事。特に6分以上の曲は冗長だと感じた上にメロディもイマイチで全然ハマれませんでした。ちなみに6分以上の曲は5曲もあります(汗)。
それ以外の曲もバラード調の曲が多く、ストレートに疾走してキャッチーなメロディを聴かせてくれる曲がほとんど無いんですよね……。
それ以外の曲もバラード調の曲が多く、ストレートに疾走してキャッチーなメロディを聴かせてくれる曲がほとんど無いんですよね……。
シンフォニックメタルバンドって、自己満足に走るとこうなる事が多いですよね。もっと「リスナーに聴かせる事」を意識してアルバムを作ってほしかったです。
お気に入りは「Time Of Fantasy」。イントロに続く2曲目。ここの位置に来る曲が一番良いアルバムって、全体で見ると微妙な事が多いんですよね……。
2枚目にして、シンフォニックメタルバンドが陥りがちな事が起こってしまったかなと。次作で盛り返せるか、気になります。

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