EUPHOREON1

EUPHOREON(ユーフォリオン)
EUPHOREON / 2011年 / 76点

ニュージーランド&ドイツ出身のメロディックデスメタルバンド、1枚目のアルバムです。

ニュージーランド出身のマット・サマーベイル(Vo/Gt)と、ドイツ出身のユーゲン・ドードゥニューフト(Vo/Gt/Ba/Dr)による二人メロデスバンドです。こういう場合、普通は拠点となる地域があるものなんですが、このバンドはそういうのは無いっぽいです。

音楽性はキーボードをたっぷり使ったキラキラなメロディックデスメタルです。ENSIFERUMや初期CHILDREN OF BODOM、NORTHERと言った北欧メロデス勢に非常に近く、モダン要素は皆無。ノーマルボイスも出てくるものの、メインのデスボイスもきつくなく、初心者でも気軽に聴けます。つまり、日本人が好むメロデスど真ん中のスタイルという事です。

このバンドならではのオリジナリティや特筆すべき点こそ無いですが、分かりやすいメロディ、乗りやすいリズムと、非常に取っつきやすく、デスボイスがどうしてもダメという人以外なら、誰でも楽しめるんじゃないかと思いました。私は最近こういう王道の北欧メロデスを聴いてなかったので、懐かしさがこみ上げてきましたね。20年前はこういうサウンドを追い求めてたな~。

と、決して方向性は嫌いではないんですが、「曲がとっちらかっている」のが気になりました。全体的にメロディアスが故にどこがサビなのか分かりにくく、もっとAメロ→Bメロ→サビと、起承転結のハッキリした曲構成にしてほしかったです。あと、ドラムがちょっと素人臭いのも気になったかな……。

お気に入りは「Eleventh Heaven」。本作中、最長の7分半ある大曲ですが、壮大なサビが気に入りました。

大好きなスタイルですが、まだ粗削りな部分が数多くあります。更なるレベルアップを望みます!