ALL THAT REMAINS10

ALL THAT REMAINS(オール ザット リメインズ)
ANTIFRAGILE / 2025年 / 83点

アメリカ出身のメタルコアバンド、約7年ぶり10枚目のアルバムです。

KILLSWITCH ENGAGEと共に「メタルコア」というジャンルの確立に貢献したとされるベテランバンドです。ただ、日本ではKILLSWITCH ENGAGEの方が人気な気がしますが。
人気バンドなんですがメンバーがなかなか安定せず、結成時から残っているのはボーカルのフィリップ・ラポンテのみです。AS I LAY DYINGと言い、メタルコアバンドはメンバーが流動的だな……。

さて、7年も経っていますが、サウンドは変わらず、ボーカルが主軸のメタルコアです。
ボーカルは6割がメロディアスなノーマルボイス、ギターもそれほどザクザクとしていない為、個人的にはKILLSWITCH ENGAGEやAS I LAY DYINGに比べるとマイルドな方だと思います(あくまでその2バンドに比べると、です)。
「Divine」や「No Tomorrow」「Let You Go」なんかはメロウとヘヴィの割合が7:3くらいで、普段メタルコアを聴かないような人でも楽しめると思います。一方で「AntiFragile」や「Poison It」なんかはデスボイス全開のヘヴィな曲で、メタルコア大好きっ子におススメです。
アルバム全体として見ると、メロウとヘヴィのバランスが絶妙だと感じました。「自分たちらしさとは何か?」というモノをシッカリ考えて作られた秀作だと思います。

気になった点はサビメロにもうちょっと抒情性を持たせてほしかった事。メロディアスではあるんですが、ちょっと私の好みからは外れていました。この辺りはAS I LAY DYINGの方が好きです。

お気に入りは「Kerosene」。ヘヴィなABメロ、メロディアスなサビ。これぞメタルコアです。

インターバルが長かったり、メンバーチェンジが激しかったりと、色々あるバンドですが、実力はやっぱり高いと思います。