DECADENCE6

DECADENCE(デカダンス)
SIX TAPE / 2019年 / 78点

スウェーデン出身のスラッシュメタルバンド、6枚目のアルバムです。

美人女性ボーカリスト、"メタリック"・キティ・サリックを擁するバンドです。過去には国内盤が出たアルバムもありました。2012年に一度解散し17年に再結成。本作は再結成後、2枚目の作品になります。「セックス・テープ」ではなく「シックス・テープ」なのでお間違えなく(汗)。

さて、これまでのサウンドはいわゆる「メロディックデスメタル」でした。しかし、本作はキティのボーカルもデスボイスと言うよりかはSLAYERのトム・アラヤのような吐き捨てボイスと言った風になり、また元々強かったスラッシュメタル要素が更に増強された事で、完全なスラッシュメタルへ変貌したと言っても良いと思います。アルバムジャケットもメロデスじゃなくスラッシュって感じですからね(笑)。

ザクザクと刻まれるギターリフ、決して全曲スピーディというわけではないものの小気味良いテンポのお陰もあり、非常にノリやすいサウンドで、私はそれだけでそれなりに楽しめました。キティの歌唱はメロディアスとは言えませんが、デスボイスのように潰れていない為、非常に聴きやすく、総じてスラッシュメタルとしては十分に楽しめるんじゃないかなと思います。

ただ、一方で抒情的なメロディに関しては過去最低とも言えるほど弱く、個人的にはこれは大NG。スラッシーになる事は否定しませんが、どんなサウンドでもメロディは忘れないでほしかったです。メロディアスなスラッシュメタル、メッチャ魅力的だと思うんですよね。

お気に入りは「Exposure」。本作で最も爆走をかます1曲。メロディに関してイマイチですが、それを吹き飛ばすスピード感が素敵。

ちなみにこれを書いてる今現在、本作以降にアルバムは出ていません。マイナーなバンドだと7~8年ブランクがあるのは珍しくないですが、そろそろ新作出しても良い頃なんじゃない?