JAPANESE FOLK METAL2

JAPANESE FOLK METAL(ジャパニーズ フォーク メタル)
JAPANESE FOLK METAL 2 / 2021年 / 82点

日本出身のフォークメタルバンド、2枚目のアルバムです。

今までありそうでなかった「KORPIKLAANIやENSIFERUMから影響を受けた和風フォークメタルバンド」です。取り上げている題材も日本の昔話などで、歌詞も基本日本語です。

さて、前作は和風なメロディと疾走感が見事に一体化した、非常に聴き応えのある1枚でした。なわけで、ワクワクしながら本作も聴いたわけですが、一聴して思ったのは「こんなにふざけてたっけ?」という事でした。
まず1曲目の「JFM is Fantastic」からして妙にポップな感じで「こんな作風だったっけ?」と思いました。そもそもタイトルからして変な狙いを感じるというか(汗)。続く「うらめしや」や「七転八酒」も(根幹は変わっていませんが)妙にコミカルというおふざけ感が強い作風になっています。その後も居酒屋でワイワイやってるだけの「花街酒場にて」や、ヘヴィメタルらしくない音色が飛び出す「Shawn's Black Anchor」など、思っていたのと違う曲が多く、正直ちょっと戸惑ってしまいました。

一方でENSIFERUMらしさ全開の「信教は八十神の為ならず」や「辻斬酒」、女性ボーカルが良い味を出してる「忍者ウタマロ」、6分を超える大作「白峯」など、キチンと楽しめる曲もあり、決してダメダメなアルバムというわけでもありません。

ただ、個人的には総合すると、ちょっと「とっちらかってる感」が強すぎるかなと感じました。元々そういう面が無いわけではなかったですが、ここまで増強させなくても良かったんだけどな……。

お気に入りは「信教は八十神の為ならず」。ヘヴィメタルらしい「格好良さ」を感じられる1曲です。

次のアルバムはどうなっているんだろうか……?