PRIMAL FEAR15

PRIMAL FEAR(プライマル フィア)
DOMINATION / 2025年 / 86点

ドイツ出身のパワーメタルバンド、15枚目のアルバムです。

元GAMMA RAYのラルフ・シーパースと、SINNERのマット・シナーを中心に結成された正統派ヘヴィメタルバンドです。

前作発表後、アレックス・バイロット(Gt)、トム・ナウマン(Gt)、マイケル・エーレ(Dr)が脱退。代わりに、今まで裏方をやっていたマグナス・カールソン(Gt)が表に出てきて、更に元FROZEN CROWNのタリア・ベラゼッカ(Gt)、元RAGEのアンドレ・ヒルガース(Dr)が加入しています。
この中の最大のトピックは何と言ってもタリアでしょう。オッサンだらけのバンドに20代の女性が加入するなんてビックリです。まあ、知名度のあるバンドですから、声をかけられて喜び勇んで加入したって所でしょうかね。

さて、前作「CODE RED」は、全体的に地味めな作風だった為、個人的にはあまりハマれませんでした。それを反省したのか、はたまた新しいメンバーが加入したからなのか、本作は勢いのある曲が多めになっています。
トップを飾るに相応しい疾走曲「The Hunter」、これまた気持ちの良い「Far Away」、「俺達がプライマルフィアだ!」という曲名が良いパワフルなミドル「I Am The Primal Fear」、彼らのメロウな部分が上手く出ている「Tears of Fire」、いかにも彼ららしい「Heroes and Gods」など、全13曲59分と特大ボリュームにお腹いっぱいです。
ラルフ・シーパースの金切り声もまったく衰え無し。メンバーチェンジの影響も良い意味で全く無く、聞き応えのある一作だと思います。

気になったのは後半ちょっと失速する事。インストナンバー「Hallucinations」以降がちょっとパッとせず、もうちょっとキャッチー&アップテンポなナンバーを置いて欲しかったかな。「The Dead Don't Die」とかは悪くなかったんですけどね。

お気に入りは「The Hunter」。一発目にこんなの持ってこられたらヤラレちゃうよね(笑)。

15枚目ながらまだまだ元気いっぱいです。これからも応援していきたいと思います。