MORS PRINCIPIUM EST9

MORS PRINCIPIUM EST(モルス プリンシピアム エスト)
DARKNESS INVISIBLE / 2025年 / 84点

フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド、9枚目のアルバムです。

8th「LIBERATE THE UNBORN INHUMANITY」は初期アルバムのセルフカバーアルバムなのでスルーしています。個人的にはセルフカバー作品をナンバリングに入れるのはどうかとも思うんですが。
オリジナルとしては実に5年ぶり。相変わらずメンバーチェンジが激しく、過去在籍していた人が3人出戻っていたり、Drが新しい人になっています。めんどいので、名前までは書きません(汗)。

音楽性は変わらず、純ヨーロピアンメロディックデスメタルです。ドタバタとやたら忙しいDr、叙情的なギターリフ、迫力がありながらも意外な程聴きやすいデスボーカル。ノーマルボイスもモダン要素も無い、まさしく私の理想とするメロデスです。

ただ、以前から何度も言っていますが、私は彼らと微妙に相性が悪いんですよね……。
私はARCH ENEMYやCHILDREN OF BODOMのようにクリアで分かりやすいサビメロが好きなんです。このバンドの作るサウンドは雰囲気は文句無いんですが、主軸となるメロディがややボヤケ気味な気がするんですよね。「Of Death」や「Venator」「Beyond The Horizon」などがまさにその指摘に当てはまるタイプの曲で、個人的にはイマイチだと感じました。

一方で、好きな曲もあるんです。
ミドルながら哀愁を感じる「Monuments」、シンプルなリズムだからこそ良い「The Rivers of Avernus」、ブラックメタルの要素も垣間見える「In Sleep There is Peace」などは、サビメロもクリアで素直に良いと感じました。こういうのばっかりにしてほしいんだよなぁ。まあ、彼ら自身はどちらもシッカリ作ってるんでしょうけど(汗)。ここは好みの違いって事なんでしょう。

お気に入りは「The Rivers of Avernus」。このくらいのリズムの方がシックリ来ます。

本作も安定の一作だと思います。今後もこの調子で頑張ってもらいたいです。メンバーも固定化させようね。