OMELAS1

OMELAS(オメラス)
DAWN / 2022年 / 87点

日本出身のメロディックデスメタルバンド、1枚目のアルバムです。

GHOST CRIESの元メンバーによって2018年に結成されたメロデスバンドです。ただ、私は現時点でGHOST CRIESを聞いた事が無い為、詳しい事はよく分かりません……。

音楽性は適度なシンフォニックアレンジを施した叙情的なメロデスです。良い意味で日本的な部分が少なく、初めて聞いた時は「本当に日本のバンド?」と思ったくらいです。一方で、たまにノーマルボイスを使ったパワーメタル的なパートもあり、そこはいかにも国産バンドっぽさが出ていて、ユニークだなと思いました。
もう1つの特徴がボーカルです。ノーマルパートを聴くまで、女性の方だとは気づきませんでした。Coco氏のボーカルはデスからノーマルまで実に多彩で、英語能力も高く、この人は素直に凄いと思いました。

アグレッシブさもあるものの、それ以上にメロディに力が入れられており、聞き応えも十分。特に後半の「Worth」「Crybaby」「Eclipse」の3連発は強力です。ボリュームも13曲58分とたっぷり。メロデス好きならば間違いなくお腹いっぱいになるんじゃないかと思います。

気になったのはノーマルパート。私個人の意見としては、デスパートとの相性が悪いと感じ、正直無くても良かったんじゃないかなと……。決してノーマルパートがつまらないと言いたいわけではなく、それはそれで魅力的だったので、全編ノーマルボイスのパワーメタルとして曲を作って別バンドとして発表するとか、ハッキリと区分けをした方が良いんじゃないかと思います。

お気に入りは「Burning Queen」。トップを飾るナンバー。スピード感はそれほどないですが、メロディが良いです。大部分がノーマルボイスの「Crybaby」も哀愁のメロディが素敵でした。

これは良いバンドだと思います。これを書いてる現在、まだ2ndは出ていないようですが、待ち遠しいです。