TOOL3

TOOL(トゥール)
10,000 Days / 2006年 / 80点

アメリカ出身のロックバンド、3枚目のアルバムです。

独自の世界観で世界中で人気のメタルバンドです。日本でもスタジアムクラスのステージで演奏しており、確固たる地位を築いています。
以前から名前は知っており、MVも見た事はありましたが、私は正直ピンと来ていませんでした。が、あまりにも人気なので、これは一度腰を据えて聴いてみようと思い、こうして至ったわけです。

音楽性はダウナーな雰囲気の強いヘヴィロックです。スピード感は皆無で、ヘヴィなパートもありますが静かなパートも多いです。メロディはアメリカらしく乾ききっており、ヨーロッパのヘヴィメタルとはまったく異なります。全体的な雰囲気はストーナーロックやドゥームメタルに通じると思います。

客観的に見れば、完成度は高いと思います。彼らが描きたいであろう世界観は完璧に描けているのでしょう。永遠と続くようなスローな場面も、彼らにとっては何かしらの意味があるのでしょう。そういったサイケデリックな世界観にハマる人がいるからこそ、冒頭で語ったような人気があるのでしょう。
ただ私とは合いませんでした。

このブログを読んでくれている方ならば分かるかと思いますが、私はヨーロッパのパワーメタルやメロデスなどが大好きで、こういったサウンドはハッキリ言って好みではありません。高揚感の無いメロディ、起承転結の分かりにくい展開、何より全体を支配するやる気の無さ(という演出)、こういう音楽を聴いてもテンション上がらないんですよね。「10,000 Days (Wings Pt 2)」や「Intension」「Viginti Tres」を聴いてどう楽しめと言うんでしょうか?
まあ、私の耳が単純だと言われればその通りではあるんですが。

お気に入りは「Vicarious」。1曲目だから。

主観的に言えば40点ですが、客観的に見れば独自の世界観を一寸の狂いも無く描き切った極めてアーティスティックな作品という事で、上記の点数にしました。
次作は……どうしよう? 気が向いたら聴くかも。