KERION3

KERION(ケリオン)
CLOUD RIDERS PT1:ROAD TO SKYCITY / 2012年 / 85点

フランス出身のシンフォニックメタルバンド、3枚目のアルバムです。

女性ボーカリスト、フローラ・スピンネリ氏を擁するシンフォニックメタルバンドです。サウンドは前作と大きく変わらず、初期(これ重要)RHAPSODY OF FIREをよりフォーキーにさせたような音楽性です。

私の好みど真ん中の音楽性でありながら、前作はイマイチメロディがピンと来ず、73点という評価を下しました。
本作はどうなんだろう? とドキドキしていたんですが、結論から言えば前作から大きくレベルアップを遂げた、良作だと思いました。
素直に疾走してくれない、ドラムの音がイマイチ貧相と言ったマイナス部分もあるにはありますが、それを補って余りあるほど、素敵なメロディが出てくるんですよね。また、歌メロだけでなく、ネオクラシカルな速弾きをかましまくるギターもとても良いと感じました。

サビのコーラスが素敵すぎる「The Map」、本作の中でも特に勇壮な「Everlasting Flight」、木枯らしを連想させる寂しげなメロディがたまらない「The Sky Is My Ocean」、ネオクラシカルなギターが良い「Fireblast」、国内盤のボーナストラックとして収録され、なんと(微妙な)日本語で歌われている「A New Day」などが特に気に入りました。

気になったのが後半やや勢いが落ちる事。「Celticia's Song」以降、1分台のインストが2曲、それ以外が7分超えという極端な構成で、その7分越えの曲もイマイチパッとせず。後半に凄い曲があると印象もまた違ったと思うんですけどね。

お気に入りは「The Sky Is My Ocean」。咽び泣く弦楽器(ヴァイオリン?)の音色が素晴らしいバラード。

3枚目にして大きく成長したと思います。次作も楽しみでたまりませんわ。