DARE8

DARE(デア―)
ROAD TO EDEN / 2022年 / 80点

イギリス出身のロックバンド、9枚目のアルバムです。

伝説のロックバンドTHIN LIZZYの元メンバーであるダレン・ウォートン(Vo/Key)をリーダーとするバンドです。サウンドは極めて静かなロックンロールで、これをHR/HMの範疇に入れていいのか悩む所ですが、まあTHIN LIZZY繋がりって事でね。

前作は過去作のセルフカバー作品でしたが、本作は完全オリジナルです。そんな本作の特徴は「普通にロックしている事」です。
何言ってるの? と思うかもしれませんが、このバンドの曲は非常に穏やかなモノも多く、中にはロックとすら呼べないような曲も多くあります。が、本作はどんな曲にもドラムが鳴り、ギターがシャンシャンと鳴る、普通のロックアルバムになっているのです。
ぶっちゃけ、私はこれだけで少し感動してしまいました(笑)。だってもうロックンロールを捨てたのかと思ってたんだもん(泣)。

そんなロックサウンドの中にもシッカリと胸に染みる抒情メロディがあるのはさすがの一言で、ダレン・ウォートンのハスキーボイスも男の色気が感じられ、郷愁サウンドに見事にマッチングしています。

気になる点はもう曲に幅を持たせてほしかった事。似たようなパターンがあまりにも多い為、後半は少々飽きが来ます。思い切りフォーキーな曲とか、思い切りハードロックな曲とか、そういうのがあっても良かったんじゃないかと思います。

お気に入りは「The Devil Rides Tonight」。ダーレンの裏声が聴ける貴重な1曲。

HR/HMではないかもしれませんが、美しいメロディが好きならば聴く価値のある1枚です。U2とかが好きな人におススメ。