
KERION(ケリオン)
CLOUDRIDERS PT.2:TECHNOWARS / 2015年 / 77点
フランス出身のシンフォニックメタルバンド、4枚目のアルバムです。
2003年から活動を開始したシンフォニックメタルバンドです。母体は97年から活動を始めた「KIRLIAN」というバンドで、当時はインストゥルメンタルのプログレッシブメタルをやっていたそうです。
名前に「TECHNOWARS」とある通り、本作は(たぶん)未来の戦いを描いており、その影響かデジタルな味付けが強く出ているのが特徴です。とは言ってもあくまで「味付け」程度であり、モダンになってるとか、そんな事はまったく無く、ファンタジックなシンフォニックメタルという路線は変わっていません。
フローラ・スピンネリ氏の可憐な歌声、ドラマチックなメロディなど、このバンドらしさは本作でも健在で、特にしんみり聴かせる曲の完成度が高く、「In Silence」などは聞き応えがありました。
一方で、前作でも指摘した「素直に疾走してくれない複雑な展開」「イマイチAクラスになれないテクニック」など、気になる箇所もまったく変わっていません。複雑な展開は百歩譲って個性として受け止められますが、進歩の形跡が見られない技術面(音質も含む)はもう少し研鑽を重ねてほしいと思いました。
お気に入りは「In Silence」。元DARK MOORのエリサ・マーティンがゲスト参加している「Riding Clouds」も悪くはなかったですが、哀愁のメロディという点でコチラを推したいです。
イマイチ私のストライクゾーンに入ってこないもどかしさ。次作はどうなるんでしょうか?

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