
THY KINGDOM WILL BURN(ゼイ キングダム ウィル バーン)
THE VOID AND THE VENGEANCE / 2022年 / 83点
フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド、2枚目のアルバムです。
誰もが知るような大きな経歴があるわけではないものの、フィンランドらしさ満点のメロデスを聞かせてくれるバンドです。前作からわずか1年余りでリリースされました。
私は前作のレビューで「INSOMNIUMをもう少しアグレッシブにしたようなサウンド」と言いましたが、本作も基本はそのままですが、よりスピーディーかつ洗練されたサウンドになっています。スピード感が出た為、INSOMNIUMっぽさは薄れた気はしますが、より王道のメロデスになったとも言えます。
結論から言えばかなり良くなっていると思いました。単純にスピードが上がっているので、勢いで押し切っているとも言えるんですが、純粋にメロディも良くなっていると感じました。
これぞ王道と言える「Disbelief」「Nothing Remains」、ブラストやキーボードが良いアクセントになっている「Fortress of Solitude」、ブラックメタル色が濃い「Barren Land」、キーボードをたっぷりと使った本作中最も抒情性の強い「Through the Broken Lens」などが特に印象的でした。
ボーカルも迫力はあるが決して聞きにくくはないので、メロデス初心者でも聴ける作品なのではないかと思います。
気になる点は特に無し。個人的には爆走曲とアコギを使ったバラードを1曲ずつくらいは欲しかったけど、無くちゃダメというわけでもないし、贅沢な苦言です。
お気に入りは「Through the Broken Lens」。壮大な雰囲気が好きです。
あまり話題になりませんが、メロデス好きなら聴いて損は無いと思います。

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