
MASTERPLAN(マスタープラン)
METALMORPHOSIS / 2026年 / 70点
ドイツ出身のパワーメタルバンド、6枚目のアルバムです。
HELLOWEENを脱退した(正確にはクビ)ローランド・グラポウ(Gt)とウリ・カッシュ(Dr)によって結成されたバンドです(ウリは2006年に脱退)。
告白すると、私はHELLOWEENよりも前にこのバンドを聴いていたりします。以前からX JAPANなどは聴いていたんですが、直接的にヘヴィメタルにハマるきっかけは2003年に近所のCDショップで彼らの1stアルバムをたまたま試聴機で聞いた事でした。
なので思い入れは強く、特に1~3rdアルバムは穴が開くくらい聴いていたんですが、その後イマイチパッとせず、更に前作「NOVUM INITIUM」を出してからは音沙汰が無くなってしまい、段々と興味は薄らいでいってしまいました。
そんな彼らが実に13年ぶりの新アルバムを出しました。これは聴かないわけにはいきません。
音楽性は大きくは変わらず、若干プログレッシブな要素のあるヨーロピアンパワーメタルです。私はもっとモダンになっていると思っていたんですがモダン要素はほとんどありません。ボーカルはAT VANCEなどでも活躍しているリック・アルツィで、暑苦しい歌唱が特徴的です。ローランドのテクニカルでメロディアスなギターワークはいささかも変わっておらず、安心しました。
と、根幹が変わっていなかった事は嬉しかったんですが、残念ながら楽曲の方はイマイチだったと思います。理由は単純で疾走感が無く、メロディも弱いから。
シンプルに疾走して、キャッチーなメロディを歌ってくれる曲が極めて少なく、単純な私の脳ミソでは良さが分かりませんでした。プログレッシブな要素も完全に裏目に出ており、このネガティブなポイントを増幅させています。
13年ぶりなので原点に帰っているかなと期待していたんですが、結論から言えば、4th「TIME TO BE KING」以降のパッとしない路線のままでしたね……。
お気に入りは「Through The Storm」。最もシンプルで疾走感のある曲だから。
う~ん、私は2nd「AERONAUTICS」が最高傑作だと思っているんですが、あの頃のような分かりやすさはもう戻ってこないかな……。

コメント